産後ドゥーラサポート規程およびQ&A

一般社団法人ドゥーラ協会の定めた「産後ドゥーラの業務」に関する規程です。
(2017年12月1日制定・2017年4月1日施行)

下記の内容をまとめていますので、必要に応じて参照ください。

  • ドゥーラ協会の「期間」の定義(産後・産前産後)
  • サポートの標準期間
  • サポートの定義(ドゥーラサポート・期間オプション)
  • サポートにあたっての条件
  • ドゥーラサポート(内容・契約書・加入保険)
  • 期間オプション(内容・条件・契約書・加入保険)
  • 賠償責任保険制度(保険制度・保険内容・加入手続き・事故対応)
  • 各保険における補償範囲

Q&A

Q1:ドゥーラサポートは、母親・育児・家事サポートを基本サポートとしますが、この中の1つのサポートのみを行ってほしいといった依頼は引き受けられますか?

Answer

引受けられます。ドゥーラサポートは、家庭運営の中心である母親をサポートすることを目的としますので、母親とその子だけでなく、ご主人・祖父母等「母親が関わる方へのサポート」も可能です。ご依頼者様の要望に沿って必要なサポートを行って下さい。サポートの種類と料金は、各自自由に設定して下さい。

※事例(母親と赤ちゃんのお世話を中心とした基本サポート以外の例)

  • ① 妊娠中
    • 出産準備の相談や買物、病院の付き添い、食事作り等家事
    • 上の子のお世話や送迎(親不在時も可)
  • ② 入院中/退院時
    • 入院中のご家庭における食事作り等家事、上の子のお世話全般
    • 退院直前のご家庭の受入準備、退院時の付き添い、退院当日のサポート
  • ③ 出産~1年半
    • 母親が不在で、父親や祖父母が在宅時のサポート
    • 監護者不在時の送迎や預かり保育、公園など監護者指定の場所での保育
    • 食事作り等家事のみ(祖父母宅での食事作り等含む)、不在時での家事
    • 母親や父親・祖父母の相談、里親家庭でのサポート、母親復職後のサポート
  • 『①~③以外』
    「期間オプション」となりますが、サポート内容は③と同じです。この他、第1子を妊活中の方、産後利用はなく1年半を超えてから初めて依頼された方、障害をお持ちのお子さんを抱え支援が必要な方等にもサポートができます。

Q2:上のお子さんが小学生でも、ドゥーラサポートの対象となりますか?

Answer

なります。妊娠中~産後1年半までのご家庭のお子さんであれば、ドゥーラサポートの対象です。ただし、この期間を超えたご家庭の場合は、期間オプション契約になります。

ドゥーラサポート・期間オプション共に、上のお子さんの年齢制限はありません。
ドゥーラサポートは「妊娠中~産後1年半までのご家庭」、期間サポートは「その期間以外のご家庭」が対象ですが、対象者の年齢は問いません。

Q3:契約書の第1条4に、預かり保育中の家事サポートは行わない旨の記載がありますが、家事を依頼された場合どのようにすればよいでしょうか?

Answer

事故を防ぐため、預かり保育中はお子様から目を離さないようにしますが、ご依頼者様にもこの旨了承いただくことが必要です。その上で食事作りなど依頼された場合は、保育園お迎え前に家事を済ませる、母親か父親が帰宅してから家事を行う、など方法を話し合ってからサポートするようにして下さい。

Q4:両親と子どもを集めて関連イベントを行う際に、契約書は必要ですか?保険はどうなりますか?

Answer

契約書は作成不要です。ただし、イベント中に事故等が起きた場合に備えて、名簿等を作成しておく方がよいでしょう。(なお協会で用意している契約書は、訪問サポート用です)

また、保険は契約書の有無に関係なく、ドゥーラの業務中にドゥーラの過失により起きた事故に対して補償されますので、イベント時に契約を結んでいなくても、ドゥーラ保険の補償対象となります。

Q5:調理中にあやまって器具を壊してしまいました。保険金請求はできますか?

Answer

できます。ただし、1万円までは自己負担となり、越えた分が保険金対象となります。
詳細は保険代理店に連絡・確認して下さい。

Q6:自家用車で送迎をした際に事故が起きたら、保険で補償されますか?

Answer

自動車事故は、ドゥーラ保険・育児家事支援保険とも補償対象外です。ご自身で加入されている自動車保険の保険代理店に、補償についてご確認下さい。

Q7:自転車やタクシー/公共交通機関を利用した時の事故は、保険で補償されますか?

Answer

■ドゥーラ自身の自転車を利用した場合の事故
お子様の事故に対しては補償対象ですが、自転車の損壊は補償対象外です。

■ご利用者様の自転車を利用した場合の事故
お子様の事故および自転車の損壊が、補償対象となります。

■タクシーや公共交通機関での事故
補償対象外です。保険パンフレットの「お支払できない主な事故:施設所有管理者賠償責任保険」の項をご参照下さい。