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「お母さんを支えるプロ」のサポートで、二人育児を楽しめるようになりました

第二子を出産し、産後1年で職場復帰。現在ワーキングマザーとして奮闘するA様から感謝のメッセージが届きました。第一子の時とは異なる大変さ、また産後ドゥーラのサポートがどのように役立ったかについてお話を伺いました。


第二子を妊娠し、産後の生活を考える中で、産後ドゥーラの梁川さんにサポートを依頼しました。第一子出産後は、里帰りをして実母のサポートを受けましたが、その際に手探りの中、実母と育児の考え方の相違があったり、あまりゆっくり休むことができなかったため、今回は考えませんでした。実母も高齢になり「プロにお願いしたほうがいいのでは」という助言もありました。

~家事代行サービスに依頼するも~

業者の方がドライな感じで気楽かなと、家事代行業者に掃除を依頼した事もありました。ただ、自分の家で他人に家事の指示をする経験なんて無い私にとっては、「次はどうしますか?」の質問をされると、変に気を遣ってしまって疲労感が残りました。そして出産直後でしたが、業者にとってはこちらの状況は無関係なので、授乳するのも自分の家なのに人目を気にする雰囲気で、これは続かないなと思いました。家事のプロと、産後ケアのプロはサービスのベースが異なると実感しました。

~「お母さんを支えるプロ」の産後ドゥーラのサポート~

梁川さんには、お料理作りを中心に、出産直後はお掃除もお願いしました。料理は希望のメニューがあれば作って頂けますが、「その日の冷蔵庫の材料でお任せ」がほとんどで、お願いする時も気兼ねなく簡単でした。梁川さんが来るときには、いつも使わない食材や野菜を買っておいたり、お料理を楽しみにしていました。
お掃除も「家が乱れていると、それだけでママはストレスだものね」と主婦目線で進めて頂き、帰り間際でも「ちょっと床を拭いておいたよ」と痒い所に手が届く家事がありがたかったです。

梁川さんにとって初めての家庭ですが、2回目以降は調味料の場所や掃除用具の場所も覚えていて下さり、とてもスムーズにサポートを進めていただきました。

また、家事のサポートの他に、沐浴の後のお世話、着替え、抱っこ等の赤ちゃんのケアもよくお願いしていました。

家事代行サービスは人手としてはとても助かりますが、精神的な安心感や気遣いでいうと、梁川さんのサポ―トは圧倒的でした。産後ドゥーラは「お母さんを支えるプロ」だと感じました。

~第二子ならではの葛藤、苦労~

特に感謝しているのは、赤ちゃん返りをする上の子への対応です。私自身、寝不足の中で赤ちゃん返り中の上の子、産まれたばかりの新生児の相手をするのは本当に大変で、精神的にかなり参ってしまいました。そんなとき、梁川さんはただゆっくりと話しを聞いて、しっかりと私の気持ち、上の子の気持ちを受け止め、一方で、必要な時は子育てに関する豊富な知識と経験で的確な対応を教えてくださいました。

回数は減りましたが、産後1年を経過した今でも梁川さんにサポートに来ていただいています。継続的なサポートだからこそ、親戚のおばちゃんのように上の子も下の子も梁川さんによくなつき、信頼関係が築けています。

~産後ドゥーラにはほかの人には言えないことも、相談することができた~

産後は、体調だったり、家庭のことだったり、人に相談することがはばかられるような悩みもできたりします。そんな時、ありのままで相談できるのは同じように産後の家庭をたくさん見てきた産後ドゥーラならでは。親にも言いづらいことでも、信頼関係とほどよい距離感で相談することができました。産後イライラしがちな時には、過敏に感情をぶつけてしまいがちの自分の親や家族よりも、近くの他人の方がストレスが少ないなと思います。上の子への気持ちや家庭のことなど、ただありのままを認めて「Ąさんはよくやっている!すごいよ!」そう言ってもらえることで、心が軽くなりました。

~復職の相談も~

梁川さんは60代後半ですが、今でも様々なところで社会と接点をもち、意欲的に働かれています。今よりずっと女性が働きづらかった時代を駆け抜けたスーパーワーキングマザーです。そんな梁川さんとお話ししていると、私も子育てをしつつ働きたい!と強く思うようになり、職場復帰へのモチベーションになりました。子育て中の女性でも、様々なキャリアを積めることを見せてくれた大先輩の背中をみることができ、未来に対して明るい気持ちを持つことができました。

一人目のときは、赤ちゃんのお世話で自身のキャリアについて考える余裕なんて全くありませんでした。梁川さんと定期的にお話することで、キャリアはもちろん、自身のやりたいことを前向きに考えることができるようになりました。

~「ドゥーラさんが来る日は、笑顔になるよね」~

ドゥーラサポートがある日の朝、夫に言われた言葉です。梁川さんが来る日を子どもたちはもちろん、夫も私も楽しみにしています。家族のことを、家族ではない信頼できる誰かが見守ってくれている安心感から、私の心にも余裕が生まれ、笑顔でいられます。
周りのママ友にドゥーラサポートを受けている話をすると、必ず「知っていれば私も利用したのに!」と言われます。特に兄弟のいる子育て中のママは、日々を過ごすだけで疲れがたまると思います。梁川さんに出会う事ができ、サポートしていただけたことは本当にラッキーだったと思います。ご縁に感謝です。そしてこれからも宜しくお願い致します。

DATA

  • ご利用者様:A.Mさま(30代)
  • お子さんの月齢:0か月(サポート開始時)、4歳
  • 2回/週、3-4時間/回
    現在も月に1回程度
  • サポート内容:掃除、料理、お子さまのシッティング、育児相談など

産後ドゥーラ梁川妙子さんからのメッセージ

「お母さんを支えるプロ」のサポートで、二人育児を楽しめるようになりました

二人目以降の妊娠・出産・産後では上のお子さまのケアがとても重要です。新生児を育てながら、赤ちゃん返りや反抗する上の子の対応をすることで精神的に参ってしまう方がとても多いです。上のお子さまの学校や保育園などの関係で里帰りできない方も多いので、特にお母さんは回復するのに時間がかかってしまいます。

Aさんの場合は、最初のころかなり疲れを感じていたのでまずはゆっくりお休みしてもらうことを優先し、その後はお話を聞きながら家事をしたり、上のお子さまと遊んだり、ゆったりと過ごせるようにサポートしました。最初は不安定だった上のお子さまも、継続的にかかわる事で徐々に心を開いてくれました。

出産はリスクがあります。どんな方でも多かれ少なかれ心身共に負担があります。そんなお産の思い、人に言えないご自身の体験、子育てのことなど、お話を聞いたらまずお母さんを認めてあげること。そして傷口をあたためることが大切です。お母さんは本当によくがんばっています。お母さんをたくさんほめて、甘えてもらえるような人間関係をつくることを意識しています。

また、シニア世代の私がイキイキと産後ドゥーラとして働き、その背中を見せることでお母さんがご自身の人生やキャリアを考えるキッカケになった、という声もいただき嬉しい限りです。人間は人間同士の関係で成長できると思います。いくつになっても、人と関わり続ける事で私の人生もさらに豊かなものにしていきたいです。

産後ドゥーラになることを検討中のシニア世代の方へ

私がドゥーラの資格を取得したのは65歳の時でした。それまでは中野区議会議員として24年間在職し、保育士の経験から子どもに関わる施策に取り組んできました。

区民の皆さんからのご相談やご要望を受ける中で、行政サービスにはどうしても切れ目があり子育てに困難さが生じていました。今、子育てをしている世代は地縁も血縁も薄く、ほとんどの方がマンションでの密室育児をしているのが現状です。誰からも支援がなく産後直後からの子育てに困っている状況から、中野区では「妊娠・出産・育児トータルケア事業」①産後宿泊②専門員によるアウトリーチ(ドゥーラの派遣)③デイケアがスタートしました。制度設計から関わってきて、特に専門員の派遣は譲れませんでした。産後直後だからこそ手厚い支援は欠かせないと訴え続けた経緯もあり、その責任を感じて引退直後に自ら産後ドゥーラの資格を取りました。

産後ドゥーラになって直接産後のママさんや赤ちゃんのサポートに行かせて頂きました。現場は私が想定している以上に厳しく、お産をしたばかりで疲弊している身体や不安定になっている精神状態、ましてや今まで赤ちゃんに触れたこともないママ達がほとんどでした。その不安感を取り除き、安心して育児ができるように軌道に乗せてあげることの大切さを痛感しました。

育児には先ず「安心感」を持つことが一番です。実母や義母に代わる専門的な知識と技術を持った第三者の存在は本当に必要だと分かりました。サポートに入って、段々とママ達に笑顔が出てきます。それこそが赤ちゃんにとって最大の栄養と滋養になることだと実感しています。

産後ドゥーラの仕事は今まで生きてきたすべてが役に立ちます。そんな存在はまさにシニア世代だと確信しています。出産直後の疲れ切ったママ達に寄り添い子育てに自信を持たせてあげるには、経験を持ったシニア世代が必要であり、この世代の力が社会を支えていくと信じています。シニア世代の力をママ達に分けてあげて下さい。