ドゥーラ協会からのお知らせ

〔産後ケア〕2017年の年頭のご挨拶

2017.01.01

あけましておめでとうございます。

今年3月5日に、当会は設立5年周年を迎えます。これまでに全国に235名の認定産後ドゥーラが誕生しました。(今年度末認定者見込み総数270名)

当会設立当時(2012年)、産後には子供に対する行政のサポートはあっても、母親に対するサポートは皆無といっても言い過ぎではありませんでした。現在、国の産後ケア事業の推進の姿勢もあり、いくつかの行政では産後ケアの取り組みがなされ初めて来ていますが、まだまだ十分とはいえません。行政区によっては全く取り組みのないところも数多く存在します。

産後直後のお母さん方はホルモンの影響もあり、心が非常に傷つきやすくちょっとした言葉かけや態度にも注意が必要です。母の気持ちをしっかりと受け止め、サポートをすることで、母親が自信を持って育児を行うことができるようになります。妊娠中から産褥期を経て、育児の導入期に産前産後の訪問サポートを行うのが産後ドゥーラです。

産後直後の母親に対する訪問サポートが評価され、現在東京都では、中野区/品川区/杉並区/世田谷区で行政からの助成(産後のお母さま方の「産後ドゥーラ」ご利用費用の公的補助)を受けることができるようになっております。

日本全国で産後ケア(産前産後サポート事業)のアウトリーチ型サポートを、今以上に強化していく気運を高めるべく、「認定産後ドゥーラ」の活用を引き続き提案して参ります。皆様のご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

2017年がお母さん達にとって素晴らしい年になりますよう、スタッフ一同祈っております。

一般社団法人ドゥーラ協会
代表理事  宗 祥子

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