ドゥーラ協会からのお知らせ

〔産後ケア〕 2016年の年頭のご挨拶

2016.01.01
あけましておめでとうございます。
2015年は様々な地域で産後ケアの必要性が大きく叫ばれました。
国の方針としても、産後ケアが少子化対策の重要な柱として組み込まれ、
各自治体では、産後ケア事業を充実させるための具体的な政策を次々と打ち出しました。そのような中で、東京都内のいくつかの区や市では、「産後ドゥーラ」を産後ケア事業に積極的に活用する動きがありました。
一例として、中野区の産後ケア事業を上げることができます。中野区の産後ケア事業は、三つの柱で成り立っています。

  1. 産後入院
  2. デイケア(日帰りで産後のお母さんが心身の不安や母乳の相談などを行うことができる。)
  3. 自宅への産後ケア専門家(産後ドゥーラ)派遣

中野区では、3番目の産後ケア専門家の派遣を「ドゥーラ協会で養成・認定した産後ドゥーラ」が担うこととなり、産後のお母さんのお宅に訪問することが認められました。

産後に落ち着いた環境で心身を休め、安心して子育てができるよう、社会全体が見守り育んでいくことで、お母さん達がさらに子どもを産みたい気持ちになれれば、少子化を止める大きな要因になることでしょう。

ドゥーラ協会では、今年も産後ケアの必要性を社会に向けて訴えると同時に、実際の産後ケアの担い手である「産後ドゥーラ」を引き続き養成・認定して行く所存です。

2016年3月には合計で、約200名のドゥーラが誕生します。
本当に必要なところに産後ケアを届けることを目的に、行政や企業の力も借りながら、子どもを産んだお母さん達が、また産みたいと思える世の中を目指したいと考えています。

新しい年がお母さん達にとって素晴らしい年になりますよう、スタッフ一同祈っております。

一般社団法人ドゥーラ協会
代表理事  宗 祥子

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